ヒアリの特徴や見分け方!刺された場合の症状や対処方も!

ヒアリ

ついに、内陸部である愛知県春日井の倉庫でも見つかってしまったヒアリ。

強い毒をもつ外来種のアリ『ヒアリ』ですが、その脅威が日本にも迫っています!

今後もさらにアヒリが拡大する恐れもあるので、『ヒアリ』とは一体どんな生物なのかを知っておくことが非常に重要です。

もしも、ヒアリに刺されたらどうすれば良いのかや、症状についてもまとめました。

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ヒアリが騒がれている理由

ヒアリがここまで騒がれている理由は、ヒアリが持つ強い毒性にあります。

通常のアリと異なり、ヒアリはお尻に針を持ち、その針から毒を打ち込んで攻撃して来ます。人間が刺されるとかなりと激痛だそうです。

そして、その毒により場合によっては、死に至るケースもあるというのです。そんな恐ろしいアリが、日本にもやってくるとあれば、それは騒ぎたくもなりますよね。

ちなみに、ヒアリに刺された人の何パーセントの人があの世送りにされると思いますか?
私は1%くらいかな?なんて勝手に考えてました。

ということで調べてみました。

2008年に出版された書籍、『ヒアリの生物学 行動生態と分子基盤』によると、

アメリカでヒアリに刺される人は年間1400万人であり、毎年100人ほどが死亡している。

ヒアリの生物学 行動生態と分子基盤 東正剛 著

とあります。

確率に直すと、約0.000007%です(笑)。

(笑)をつけてしまうと不謹慎ですよね。スイマセン。

連日の報道のせいか、刺されたが最後、アナフィキラシーショックであの世行きみたいなイメージが先行していますが、実際にあの世行きになってしまうケースは稀ということがわかります。

つまり、もし刺されてしまっても、かなり痛いですが落ち着いて対処すれば大丈夫ということです。

ヒアリに刺されたときの対処方

それでは、万が一、ヒアリに刺されてしまった場合の対処法についてです。

まず、刺されてから20分ほどは安静にして様子を見ましょう。

そのときの症状が、痛みやかゆみなどの軽度のもで悪化する様子がなければ、落ち着いてから近くの病院で診察を受ければ、問題ありません。
この場合に受診する病院は、皮膚科になります。

しかし、激しい動悸やめまい、息苦しさを感じた場合は、すぐに救急車を呼んでしまうのがベストです。
救急車が到着したら、救急隊員の方にヒアリに刺さされた旨を伝えましょう。そうすれば、アナフィキラシーショックに対する応急処置や、病院に到着してからスムーズな処置が受けれるはずです。

また、自分でできる応急処置もあります。

刺された箇所にはまだ毒が残っている可能性がありますので、きれいな水で洗い流しましょう。
洗った傷口には、薬を塗って冷やすのが適切な対処法となります。

蜂に刺された場合と一緒ですね。

間違っても、「キンカンの代わりにおしっこかけるぜ!」とかはしないでください。

傷口から雑菌が入って、あの世へ送られる確率が若干上がります。

ヒアリの見分け方

続いてヒアリと通常のアリの見分け方です。

ズバリ、大きさが違います。

通常の黒アリは体長が1mm〜3mmに対し、ヒアリは3mm〜6mmと2倍から3倍も大きいのが特徴です。

ただ、大きいアリは山とか田舎に行くとけっこ見かけますよね。

そこで重要になるのが、色です。

ヒアリは色にも特徴があり、赤い色をしています。

つまり、赤くて大きいアリを見つけたら要注意です!

虫除けスプレーは効果がある?

これからの季節、お出掛けやレジャーで大活躍する『虫除けスプレー』ですが、ヒアリには効果があるのか気になるところです。

結果から言うと、まったく効果がありません

だからといって、あきらめるのはまだ早いです。

虫除けスプレーは効果がなくても、殺虫剤は効果てき面とのこと!

市販の殺虫剤でも効果があるので、事前に購入して用意しておくと安心ですね。アリ用の殺虫剤もあります。

ヒアリ効果で、最近フマキラーやキンチョーの株価が上がってるようですよ。

本当の恐ろしさは他にも!?

実は、アヒリの本当の恐ろしさと言うのは、実際に刺されるなどの直接的なもの以外にも、間接的なところにも存在しているんです。

ヒアリは主に昆虫などの節足動物を食べますが、雑食のため植物も食べるそうです。
アメリカでは、ジャガイモ、トウモロコシ、柑橘類の木などが食べられてしまい、農作物への被害も甚大なものになっているとのこと。

また、ヒアリによって不動産や観光地の価値が下がってしまったり、ヒアリが電線をかじるなどして停電が引き起こされるなど、ヒアリによる被害は広範囲に及びます。

ヒアリによる被害が深刻なアメリカでは、年間の経済損失が5000〜6000億円にも及ぶと言われています。

もし、ヒアリが日本に定着してしまったら、ただ「刺されないようにする」だけでは済みそうにありません。

そうなってしまわないように、現在、調査・駆除に当たっている方々には、なんとか水際で食い止めていただきたいですね!

ここまで、お読みいただきありがとうございました。

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