こんにちは!ひでほい(@hidehoy)です。
リップルは2018年2月現在、仮想通貨の時価総額ランキングで3位に位置している超メジャーコインです。
絶大な人気を誇るこの通貨は、いったいどのような将来性に価値を見出されているのでしょう?
今回は、これからリップルへの投資・買い増しを考えている方に向けて、改めて
- リップルの特徴
- リップルの優位性やメリット
を中心に2018年の展望や、今後の将来性を、実際に好材料や懸念点を上げながら考えていこうと思います!
目次
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仮想通貨 Ripple(リップル)ってどんな通貨?
リップルは2013年9月にスタートした、仮想通貨です。
国内では、コインチェックが初めて2016年10月18日に取扱いを開始しました。
2018年2月現在の価格は、「1XRP=約144円」で、時価総額は「5兆5923億円」。
時価総額ランキングでは3位に位置する通貨です。
リップル(XRP)の概要は以下のとおりです。
通貨名 | Ripple(リップル) |
ティッカー | XRP |
公開日 | 2013年9月 |
発行上限数 | 1000億枚 |
通貨供給量 | 387億3914万枚(2月10日現在) |
開発者 | Arthur Britto, David Schwartz, Ryan Fugger |
暗号化方式 | XRP Ledger |
認証アルゴリズム | Proof of Consensus(PoC) |
承認時間 | 約3秒 |
リップルはBitcoinと異なり、特定の管理者が存在する
ここがリップルの最大の特徴とも言えます。
一般的にリップルと呼ばれている仮想通貨は、米Ripple社が開発した「リップル・ネットワーク」上で使われる通貨「XRP」のことを指します。
そして、リップルはBitcoin(ビットコイン)と異なり、このRipple社という特定の管理者が存在しています。
ちなみに、Ripple社の主な収益源がこちら。
- 国際送金インフラ「リップル・ネットワーク」サービス・関連商品の提供
- リップル・ネットワーク上で使う通貨「XRP」の販売・発行
つまり、XRPの価値が上がる=XRPが使われるようになるには、母体となるリップル・ネットワークが価値を持つ必要があります。
XRPとリップル・ネットワークには密接な関係があり、リップル・ネットワークが目指しているものを知ることにより、XRPの将来性を判断するための大きな材料となります。
厳密に言うとちょっと違うかもしれませんが、Bitcoinが「非中央集権型」に対し、リップルは「中央集権型」の通貨と表現されることが多いですね。
国際送金に革命を起こす「リップル・ネットワーク」
リップル・ネットワークを簡単に言うと、「より効率的に国際送金を可能にするシステム」のことです。
従来の銀行間による国際送金では、何千円もの手数料を支払う必要があり、送金に数日から一週間程度かかることがネックとなっていました。
これは、送金にいくつもの銀行を経由する必要があるためです。
対してリップルでは、たとえば日本円をXRPに両替したあと、リップル・ネットワークで取引し、XRPをUSドルに変換することで送金が実現します。
このやり取りに時間はかからず、また人の手を介する必要もありません。
国際送金システムは、1980年台からシステムが大きく変わっていないにも関わらず、年間5兆円という莫大な金額が流通している分野です。
リップル・ネットワークはそこに一石を投じる存在として、金融機関・投資家たちから大きな注目を集めています。
ブリッジ通貨としての「XRP」
このリップル・ネットワーク上で、XRPは「他の通貨と両替する」機能をもちます。
XRPと両替できるのは、日本円やUSドル、ユーロといった法定通貨から、ビットコインなど暗号通貨まで含みます。
なお、ビットコインには両替機能はありません。
こうした特性から、XRPは「ブリッジ(橋渡し)通貨」と呼ばれて、将来の普及に期待されています。
決済速度が抜群に早い
XRPはRipple社独自の承認システム「PoC(Ploof of Consensus)」により、送金速度約3秒を実現しています。
これは、承認システム「PoW(Ploof of Work)」を採用しているビットコインの承認速度15分と比較にならないほど早く、電力消費が大幅に抑えられるという特徴も持ちます。
Bitcoinと異なり、ユニークノードリスト(UNL)と呼ばれるリップルの管理下にある、特定の承認者によってネットワークが管理される事で、即時性のある決済システムを実現しています。
リップルの目的
上記のように、リップル・ネットワークが目指すものは「1980年台からまったく変わっていない国際送金システムの変革」です。
リップル・ネットワークを通じ、あらゆる資産価値をやり取りできるシステムを目指しています。
それでは、続いてリップルの特徴と、他の通貨と比べてどのようなメリットがあるかを解説していきましょう。
リップルのメリット
リップル・ネットワークと、仮想通貨XRPには下記のような特徴があります。
- 取引時間は約3秒。ビットコインでは15分。
- コイン上限は1000億XRP、すべて発行済み
- 1000億XRPのうち550億XRPはRipple社がエスクロー
それぞれを、詳しくみていきましょう。
取引にかかる時間は約3秒。ビットコインでは15分。
概要で解説したとおり、リップルはビットコインの欠点を補う性能を持ちます。
送金時間は、ビットコインが約15分なのと比較し、3秒という驚異的な速度を誇ります。
この速度を実現できる理由は、送金にかかる承認作業にPoW(Ploof of Work)システムを用いず、Ripple社が独自に開発したPoC(Ploof of Consensus)を採用しているためです。
通常、承認作業はノードと呼ばれる世界中のコンピュータが行います。
ビットコインが採用しているPoWは、世界中のノードが一斉に承認作業(マイニング)を行う方式です。
このマイニング作業を通し、作業を記録するノードを選びます。
一方、リップルが採用するシステムでは、ごく一部の信頼できるノードによって行われます。
これにより、承認作業の大幅な簡略化と消費電力の削減を実現しています。
ですが、これにはひとつだけ欠点があります。
リップル側が独自に承認を行う体制のため、ビットコインが持つような非中央集権的な特性は薄れてしまっているという点です。
これが、リップルに抵抗を感じる投資家がいる理由でもあります。
コイン上限は1000億XRP
リップルのコイン発行量上限は、ビットコインの約4700倍である1000億枚です。
リップルの、1XRPあたりの価格がビットコインやイーサリアムと比べて極端に低いのは、この発行枚数の多さにあります。
なお、この1000億XRPはすべて発行されており、今後マイニングによって増えることはありません。
1000億XRPのうち550億XRPはRipple社がエスクロー
さらに、全XRPのうち550億XRPは、Ripple社が2017年末にエスクローしています。
XRPはRipple社が保有するXRPを少しずつ市場に放出することで、価値を安定させることができます。
ちなみにエスクローとは、第三者である金融機関にXRPを預けることで、Ripple社が独自の判断で市場にXRPを放出してしまわないようにする制度です。
これにより、XRPがRipple社によって暴落・暴騰をコントロールできなくなるため、より健全にXRP市場が形成されていくとみられています。
このように、リップルにはビットコインをには無い、さまざまな特徴を持っています。
続いて、リップル相場についても考えてみましょう。
リップルの今後の展望と将来性
リップルには、相場に影響を与える様々な材料があります。
今回は、僕が特に注目している好材料と、2つの懸念点からリップルの今後を考えてみたいと思います。
こちらが好材料です。
- 2017年末に相場が高騰、一時期はイーサリアムを抜き時価総額2位に
- 24カ国を超える中央銀行、50を超える海外金融機関などが提携
- 米大手クレジットカード会社「アメリカン・エキスプレス」が提携
続いて、懸念材料。
- XRPが通貨としての価値を持つかどうかは未知数
- XRPが実際に国際送金で使われるかどうかは未定
それでは、これらについて詳しく見ていきましょう。
リップルの今後の好材料
好材料①:2017年末に相場が高騰、一時期はイーサリアムを抜き時価総額2位に
2017年11月、20円台だったリップルが突然高騰しました。
13日には20円台から50円台に上がり、1日後に100円に到達。
その半月後、29日には250円に達し、年が明けた7日には一時、400円を突破するという驚異的な値動きを記録しています。
要因として考えられるのは、紙面やメディアなどさまざまな場所で紹介され、知名度が飛躍的に向上した点です。
国内では、13日に「三井住友銀行」や「りそな銀行」などメガバンクを含む37金融機関が、韓国の大手銀行2行とリップルを利用した送金実験をはじめることなどが、日経新聞紙面に掲載されたことが原因と考えられています。
好材料②:24カ国を超える中央銀行、50を超える海外金融機関などがリップル社と提携
国内では、メガバンク3社を含む61行がリップル・ネットワークの採用を表明しています。
2017年11月には、Ripple社が24カ国を超える中央銀行を集め、サミットを行うなど、その動きには注目すべき点がいくつもあります。
好材料③:米大手クレジットカード会社「アメリカン・エキスプレス」がリップルと提携
こちらも2017年11月のニュースですが、大手クレジットカード会社である「アメリカン・エキスプレス(アメックス)」とリップルが業務提携しました。
リップルの今後の懸念材料
懸念材料①:XRPがコインとしての価値を持つかどうかは不明
リップルのシステムはすばらしく、国際送金インフラとしての地位を確立するのも夢ではありません。
ですが、XRP(リップルコイン)自体はあくまで、リップル・ネットワーク上で動くブリッジ通貨にすぎません。
最悪のケースとして、金融機関同士が独自の仮想通貨を運用する可能性も残っており、まだまだ価値を持っていると安心していいとはいえないのが現状です。
懸念材料②:XRPが実際に国際送金で使われるかどうかは未定
リップル・ネットワークとXRPは別物で、銀行では送金実験を開始したばかりという状況です。
そのため、これから国際送金で本格的に採用されるかどうかが、決定されたわけではありません。
リップルに投資する際は、こうした懸念点の存在も頭に置いておくべきです。
リップルを購入できるおすすめの取引所はここ!
ビットバンク(bitbank.cc)
僕が最もおすすめする取引所は、ビットバンクです。
もちろん、自分もリップルを売買するときはビットバンクを利用しています。
あまり馴染みのない取引所かもしれませんが、おすすめ出来る理由はたくさんあります。
それがこちら。
- 日本円で取引ができる
- 取引板ができるので販売所よりも、手数料が格段にお得
- 取引手数料無料キャンペーン中(2018/06/30 00:00まで)
- セキュリティにおける評判が高い
ご覧のように、ビットバンクは単なる販売所ではなく、リップルを板取引ができる点が最大の特徴です。
板で取引することにより、ビットフライヤーや、コインチェックと比べ、スプレッド手数料が格段に安く済みます。
しかも、現在は、2018/06/30まで実施している、手数料無料キャンペーン中ですので、さらにお得にリップルが購入できます。
ビットバンクのデメリットを挙げるとすれば、取引板での取引が初心者には難しく感じてしまう点です。
仮想通貨の取引に慣れている人であれば、板取引もとても簡単にできますので、この機会に是非アカウントを作ってみてはいかがでしょうか?
GMOコイン
2つめはGMOコインです。
こちらはビットバンクのような取引所ではなく販売所です。ワンクリックで簡単に購入できるので特に初心者の方におすすめです。
- 日本円で取引ができる
- 日本円の即時入金や日本円の出金手数料が全て無料
- 販売所なのでワンクリックで簡単にリップルを購入できる
- 大手IT企業であるGMOグループの取引所なのでセキュリティには定評がある
GMOコインで特筆すべき点は、入金手数料や出金手数料が一切かからない点です。
頻繁に日本円の出し入れをしたり、急な入金をする際の手数料は馬鹿にならないので、これはうれしいサービスですね。
デメリットは、販売所のためスプレッド(販売所の利益のための手数料)によって購入価格と売却価格に開きが発生してしまいます。
販売所は、取引相手がいなくても即座に売買を確定することができるというメリットもあります。
ビットトレード
最後にご紹介するのが、ビットトレード です。
ビットトレードは、FXで有名なFXトレード・フィナンシャルのグループ会社である「ビットトレード株式会社」が運営する取引所です。
人気タレントの小島瑠璃子さんがイメージキャラクターを務めており、ご存知の方も多いと思います。
- チャートがテクニカル分析に対応しており、取引ツールも豊富に用意されている
- 板情報を見ながら、指値注文ができる
- 入金スピードが速い(平日15時までなら当日中に反映)
チャートも見やすく、「トレンド線」や「移動平均線」をはじめ、「MACD(マックディー)」「ストキャスティクス」「ボリンジャーバンド」にも対応しています。
入金スピードも速く、短期トレード向きかと思いきや、取引手数料が0.2%と若干高めに設定されているため、取引量が多ければ多いほど、手数料がネックとなってしまいます。
ただし、スマホ画面も見やすいので、取引ツールやテクニカル分析用として、口座を作ってアカウントを持っておくだけでも価値はある取引所です。
用途やタイミングで、取引所と販売所の両方を上手に使い分けましょう!
まとめ:ビットコインは風雲児、リップルは優等生
今回はリップルの特徴や、今後の展望をまとめてきました。
僕のイメージでは、ビットコインが既存の通貨界に革命を起こす風雲児で、
一方、リップルは、既存の仕組みや既得権益層の顔色を伺いながら、世間への定着を目指した優等生といった感じです。
発行枚数の多さから、10倍・100倍は難しいかもしれませんが、規制や圧力をかいくぐり、安定して価格の上昇が見込める仮想通貨と言えそうです。
国際送金という目の付け所や、それを可能にするネットワークのXRPの送金速度など、実用性では他の仮想通貨より一歩先を行っているのも事実で、時価総額が3位というのも頷けます。
リップルの送金技術は国際的にも認められており、それは採用している銀行の数でも証明されています。
今後、国内外の取引所でもリップル(XRP)を扱う取引所は増えていくはずです。
そのポテンシャルを考えると、人気の理由もわかる気がしますね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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