ADAコインが10月に海外大手取引所のBittrex(ビットレックス)に上場してから、もうすぐ2ヶ月くらいが経とうとしています。
一時はプレセール時に比べ40倍まで価値が上昇するなど、かなり話題になりましたね。
最近ではBittrex以外への取引所への上場も噂されています。
上場前は詐欺だのなんだのと言われていたこともあり「で、実際ADAコインってどーなのよ?」と思っている方も多いのでは?
今回は、そんなADAコインについて改めて、その特徴や強みから、今後の将来性を検証してみます。
目次
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ADAコインとは?
ADAコインを一言で説明するならば、スマートコントラクトを用いたオンラインカジノ(ゲーム)プラットフォームであるCARDANO(カルダノ)で利用できるトークンです。
ゲーム内で使われる通貨といえば「GameCredits(ゲームクレジット)」が有名ですよね。
でもADAコインは似ているようで全くの別物なんです。
チャールズ・ホスキンソン氏が開発に携わっている
そもそもADAコインが注目されるきっかけとなったのは、Ethereum(イーサリアム)やBitShares(ビットシェアーズ)を開発した天才数学者である、チャールズ・ホスキンソン氏が開発に携わっていたことが大きな理由の一つです。
あのTEDの壇上にも上がったことがあります。
クラウドファンディングにて、45日間で25億円集めるすごい人です。
さらに驚きなのが、28歳という年齢!(見えない笑)
フェアな環境でカジノゲームに参加できる
GameCreditsはゲーム内での課金やゲームの購入に使われる通貨です。
一方、ADAコインはCARDANO内で提供されるオンラインカジノにおいて賭け事(カジノ)のチップの役割を果たします。
また、カジノと同様にCARDANOが提供するゲーム内で、プレイヤー同士がADAコインをかけて対戦したりといったようなことも可能になります。
現在のオンラインカジノでは、胴元が有利になるような不正プログラムが蔓延していることをご存知でしょうか?
CARDANOのオンラインカジノプラットフォームでは、オラクルやスマートコントラクトといったブロックチェーン技術を用いることで、不正を完全に排除しユーザーが公正・公平にカジノやゲームを楽しむことができるようになります。
ブロックチェーンは、みなさんご存知のようにブロックチェーン上に記録される内容を皆で監視し合っているため、胴元側が不正にプログラムを書き換えることは不可能となります。
CARDANO(カルダノ)って何?
カルダノとは、安全に価値の交換を可能にする分散型のプラットフォームの総称です。
ハスケルというセキュリティに優れたプログラミング言語で構築されたブロックチェーン上で、スマートコントラクトを実行することにより、契約から履行までを安全かつ安価に執行することができます。
2014年末に、Input Output HK(IOHK)、カルダノ財団、Emurgo(エマーゴ)という3つの独立した組織が共同でアジアでプロジェクトをスタートしました。
CARDANO FOUNDATION|事業概要より引用
「CARDANO」という名前は歴史上の数学者にちなんでいます。
ADAコインとCARDANOの関係については、こちらの動画がわかりやすかったです。
ADAコインの概要
こちらがADAコインの基本情報です。
- トークン名称 ADA
- 発行日 2015年9月
- リリース日 2017年10月
- 公式サイト https://cardanofoundation.org/
- 取引承認システム PoS(プルーフオブステーク)「ウロボロス」
- 総トークン供給量 450億ADA
- ADAコイン開発者 チャールズ・ホスキンソン
- 開発・運営 Cardano Fundation(カルダノ財団)
ADAコインは当初、630億ADAが発行上限枚数になる予定でした。
しかし、技術的な問題なのか理由不明ですが、上限枚数が450億ADAに減少しました。
それでも、発行枚数はトップクラスに多い部類です。
普通に市場に流通するのは320億ADAで、残りの130億ADAはPoSの報酬として増えるようですね。
ちなみに、ADAコインの名前の由来は19世紀に実在した世界初のプログラマーと云われる、天才女性貴族エイダ・ラブレスが由来だそうです。
ADAコインって詐欺じゃなかったの?
みなさん、覚えていますでしょうか?
10月の上場前は、散々詐欺だのなんだのって言われていましたよね?
これについては、まだ明確な答えは出ていませんが、可能性はほぼゼロと言っていいと思います。
理由は単純。
既に上場しているし、詐欺にしては手が混みすぎてる。
もちろん、結果的にADAコインが思っていたパフォーマンスを出せずに衰退する可能性はあるけど、もし詐欺だったら早々にバックれた方が早いし、ここまできたら事業を丸ごと売却しても良いわけですから。
ではなぜ、ここまで詐欺と疑われることになったのでしょう?
その理由は、プロモーションが非常に胡散臭すぎたことが原因です。
主なものだけでもこれだけあります。
- プレセールの購入単価が1000ドルと高額な上、日本でのみ先行販売
- 一部では勧誘報酬が発生した
- CARDANOのプロモーション方法(煽り方がすごかった)
- 公開予定から半年以上の遅延が発生した
- ホワイトペーパーを2016年末まで存在しなかった
- バーチャルオフィスを使っていた
並べてみると、もはや自業自得と言う他ないくらい詐欺臭がしますね(笑
でも、今はちゃんとホワイトペーパーも存在しています。
これから投資を考えている人は目を通しておいて損はないはず。
ADAコインの3つの特徴
ADAコインには、他にも特筆すべき3つの特徴があります。
ゲームで遊んでいるだけでキャピタルゲインが得られる
ADAの価値はユーザーが増加すること等によって変動します。これにより、ユーザーはゲームをプレイしているだけでADAコインの価格変動によるキャピタルゲインを得ることができます。
ADAを保有しているだけで利息が得られる
ADAコインはアルゴリズムにPoS方式を採用しているため、ゲームに参加していないユーザーもADAを一定数保有しているだけで利息としてエイダコインを得ることができます。
誰もが簡単にゲームオーナーになれる
CARDANOは基軸通貨ADAを保有する人であれば、誰でも資本を集め自分のルールを作成し、ゲームマスターとして他プレーヤーに仕組みを提供できます。
Bittrex以外の5つの取引所に上場
2017/11現在、ADAコインの取引ができる取引所は世界中でBittrexのみです。
ですが、今後Bittrex以外の取引所で上場するといった噂もあります。
カルダノ財団からメールで連絡きた。
Adaコインは6つの取引所と上場の交渉していて、どの取引所もその技術に感銘を受けたとか。
まだエラーテストはやるみたいです。これ割と本当なら期待できるかも。詐欺とか騒がれてるけど本物だったら市場心理が崩れて上昇の一要因になる。
— ヘレン (@heren_s) 2017年5月31日
そして、現在ADAコインは、時価総額ランキング14位にランクインしています
実は、上場している取引所が1つだけで、時価総額ランキングTOP20に入っているのはADAコインだけなんです。
これって結構すごいことだと思います。
ちなみに、日本はパチンコだけで約20兆円の市場規模です。
パチンコだけで世界中のカジノ市場に匹敵するギャンブル大国と言えます。
これに加え日本は、オンラインゲームやソーシャルゲーム等も盛んなため、アプリの課金額はダントツで世界一です。
ケータイWatch|日本の課金額は海外よりダントツに多い――App Annieレポートで見えた世界との違いより引用
今後、日本円で取引ができるbitFlyer(ビットフライヤー)やCoincheck(コインチェック)に上場するようなことがあれば、間違いなく取引量は増え価格も上がるはずです。
僕の予想では、先に上場する可能性が高いのがCoincheckです。
上場直後など買うタイミングを逃さない為にも、口座開設と本人確認だけでもやっておくのがおすすめです。
口座開設は、もちろん無料です。
ここまでやっておけば、数分もあれば欲しいコインがいつでもすぐに買えるようになります。
ADAコインの今後の将来性
世界のカジノ市場規模
世界のカジノの市場規模は全体で約24兆円と言われています。
その中で、オンラインカジノだけでみても4兆円ほどの規模を現在誇っています。
CARDANOのプラットフォームを用いたカジノサービスが発展すれば、既存のオンラインカジノ市場だけでなく世界中のギャンブル市場からユーザーが流入することは十分に考えられます。
もしも、現在市場で流通しているお金の1割だけでもADAコインに置き換わったとしたら、それだけでもとんでもない額になります。
今後、日本にカジノが作られることを考えれば市場規模はさらに大きくなるはずです。
カルダノの野望
最初の方で、CARDANOは新しいオンラインカジノプラットフォームと説明しましたが、厳密に言うとちょっと違います。
カルダノは、安全に価値の交換を可能にする分散型のプラットフォーム全体を指します。
つまり、オンラインカジノプラットフォームは、あくまでGARDANOが提供するブロックチェーンプロジェクトの一つに過ぎず将来的にはより多種多様なプラットフォームを提供するという野望があります。
少し話が大きくなりすぎな気もしますが、夢は大きい方が良いですからね!
でも、もしこれが実現すれば、ADAコインの価値は現在の2倍や3倍どころでは済まないはずです。
ADAコイン保有期間の目安は5年
ADAコインを長期で保有することを考えているのであれば、5年が目安となります。
理由は、2016年に日本で開催されたADAコインのセミナーの中で、チャールズ・ホスキンソン氏はCARDANOと5年契約を結ぶと発言していたからです。
つまり、CARDANOとの契約が残る5年間はチャールズ・ホスキンソン氏がADAコイン開発の陣頭指揮を取るということです。
逆に考えると、5年で結果がでなければ、CARDANOから手を引くとも言えます。
もちろん、必ず5年持ち続ける必要はありませんが、粘るにしてもこの5年という数字が一つの目安となるはずです。
まとめ
今回はADAコインについて書いてきました。
上場前は色々言われていましたが、コンセプトとしては非常に面白く、日本との相性も非常に良さそうな仮想通貨だと思います。
ADAコインはBittrexのみで取り扱っていますが、Bittrexは海外の取引所であるため、直接日本円を入金することはできません。
そこで必ず必要となるのが、Bittrexへビットコイン(BTC)を送金する口座です。
僕がおすすめするのは、送金などの手数料が安いbitFlyer(ビットフライヤー)です。
本人確認に時間がかかってしまうこともありますので、まだ口座を開設していなかったら、早めに開設しておいて損はないです。
bitFlyerの口座開設は今後有料化するとの噂もありますので、早めにやっときましょう!
今後は取引所の拡大も見込めるので、ADAコインの今後の値動きには大注目ですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでもお役に立ちましたらシェアしてもらえると嬉しいです。
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